自分達で整理をつける
茨城県でも広がっている遺品整理代行業者を使えば、便利かもしれません。しかし大切な人の思い出の品を赤の他人に触られるのは、良い気分はしないもの。自分達で進めたいと、思うのは至極当然の気持ちです。
では自分達で遺品整理をおこなうのは、どうすれば良いのでしょうか。
遺品整理をするタイミングは難しい
まずはタイミングです。遺品整理は1人だけでできるものではありません。他に親族様がいらっしゃる場合は、親族様に相談する必要がございます。勝手に遺品整理を手掛けても“一応は”問題にはならないものの、後でとんでもないトラブルになるのは必須。
ただ仲が悪い等の理由で、相談が難しいケースもあるでしょう。もし仲が悪いというのなら、間に信頼できる“誰か”に入ってもらうしかありません。遺品整理はとてもデリケートな問題。「あの人は信頼できない」と勝手に進めるのは、絶対に辞めてください。「大人」であるのなら、まずは話し合い。いつどういう形で遺品整理をするか、決めていきましょう。
場所をあらかじめ確認しておく
遺品整理する場所を確認するのも、大事な仕事です。病院で平穏に亡くなられたというのなら、まだ何とかはなるでしょう。しかし色んな事情があって不幸な形で亡くなられた場合、遺品整理に手を付けるのは難しくなります。
事件性が疑われるケースになると、家の中に入ることすらも難しくなります。自然死であったとしても、防護服を着用しなければならない場合も。「大丈夫」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、本当に胸を張って「大丈夫」と言えるのでしょうか。もし自信が少しでも揺らいだのなら、一度現場を確認することを強くお勧めします。
遺品整理スタート
手続きがある程度済めば、いよいよ遺品整理の開始です。段ボールだけでなく、掃除道具も一式用意しておきたいところ。掃除をしないまま遺品整理をすると、作業は進まなくなるからです。
そして残すものと処分するものを分類。何を残すかどうかは、ご遺族の方の判断になります。残したものは、大切にとっておきましょう。