お金はどれほど持っていても、使い方や付き合い方を誤ればあっという間になくなってしまいます。
また、人並みの収入であってもうまく付き合うことで、より有益な生活が手に入ります。
その違いは何なのでしょうか。
本書ではその違いについて語っています。
それでは見ていきましょう。
お金と付き合うのに最も大切なことは
最初に結論をいえば、お金との付き合い方で最も大切なことは、騙されないことです。
当たり前のように思えることですが、実は世の中において巧妙な手であの手この手で騙そうとする人や企業が数多くあります。
世の中のお金の仕組みが分からないと巧妙な手によってどんどんお金が取られていってしまうのです。
社会人としてまず最初に仕事を覚えることも重要ですが、同時にお金の仕組みを知って騙されないようにすることが重要です。
お金よりも優先すべきこと
お金より優先すべきことは友人関係です。
しかし、友人関係といってもお金を貸してほしいと頼んできたら、貸すということではありません。
むしろ連帯保証人になれば地獄に落ちるとも言っています。
こういったことは断るように書かれています。
逆にこちらがチケットを販売するのノルマがあったら、友人に買ってもらうのではなく自分で買って友人に配ることを推奨しています。
友人に売りつけて友人関係を崩すのではなく、友人にチケットを渡して自分がお金を使えと説いています。
このようにお金は大切にすることは重要なものの、人間関係を壊すようなことはしてはいけないのです。
むやみに値切らない
値切れば出費も減ってお金と上手に付き合っていると思われがちです。
しかし、むやみに値切ると相手も手を抜いたり、不良品のようなものを渡してくる可能性があります。
そう言ったことをするのではなく、同じお金を払っておまけを貰うことを重視しろと説いています。
出費はそのままにおまけを貰えば、その分クオリティも維持しながらプラスアルファの恩恵が得られます。
まとめ
本書では安易にお金をけちるのではなく、大切に使うことや騙されないこと、人間関係を壊さないことを説いています。
人間関係が良好であれば、そこから新しい収入となるチャンスが得られるだけでなく、不幸な人生を歩みにくくなるという背景があるのです。
また、クレジットカードを作りやすくなった時代でキャッシュレス決済が流行っていますが、まずは現金を扱う方法を覚えてからそれらを扱うことも重要です。
まとまった収入が得られるようになった新社会人や若手社員の方にオススメの一冊といえるでしょう。