鹿児島で農薬管理の資格を取得!農薬指導士とは?

鹿児島の農業では農薬が利用される場面が少なくありません。
そんな農薬を適正に、しかも最小限にするために様々な取り組みが行われています。
その一環として鹿児島県では農薬指導士という資格の研修を全国に倣って実施しています。

鹿児島でも活躍している農薬指導士とは?

農薬指導士は一言でいえば、農薬の知識が豊富な方に与えられる資格です。
農薬を販売するお店や防除業者の資質の向上を目的に設定されている資格でもあります。
さらに農薬販売をするお店に1人以上農薬指導士を配置することを目標に制度を実施しています。
鹿児島県で毎年行われる農薬指導士研修を受け、認定試験に合格することで資格を受けることができるのです。

鹿児島ではいつ頃農薬指導士の研修や試験があるの?

鹿児島では毎年9月末ごろに農薬指導士の研修が実施されています。
研修は丸1日行われており、午前9時に開始し、夕方に農薬指導士の試験を受験する流れです。
基本的に毎年平日に行われているため、販売店のスタッフは平日に休みをとって受講し、農薬指導士試験を受験する必要があります。

気になる研修内容は、農薬に関する法律、取り扱い、防除の知識といったものです。
農薬に関する法律著して、農薬取締法・毒物及び劇物取締法を学びます。
これは農薬を安全に適正に利用するために必須の知識です。
取り扱いは農薬の安全使用・危害防止対策といった内容で行われることによって適正利用の知識を学ぶことができます。
防除の知識は、病害虫・雑草防除について講習を行います。
これらの分野に関する試験を受けるのが農薬指導士試験です。

場所は毎年鹿児島市にあるJA鹿児島県会館で行われています。
対象は、販売店以外にも農家や農協の指導員、実務経験2年以上の防除作業従事者などです。

ちなみに他県ですでに農薬指導士資格を取得している方は試験免除になります。