香川県の名物といえば讃岐うどんの名が挙げられます。多くの人々からうどん県と称されるように、うどん・そばの消費量ランキングで毎年上位にランクインするのが特徴でしょう。しかし、香川は生コンを製造する業者が複数点在する地域でもあります。とはいえ、身近な存在であるコンクリートについて詳しく知っているのはコンクリート製造業界や建設・建築業界に勤める方がほとんどでしょう。そのため、生コンと聞いてもピンとくる方は少ないのではないでしょうか。生コンを詳しく知らない方に向けて、本記事ではコンクリートに関する知識や香川県生コンクリート工業組合などについて解説させていただきます。
生コンとコンクリートは別物?
まずは生コンについて説明を挟ませていただきます。そもそも、コンクリートは防波堤や道路、ダムなどに使用される強靭な素材で、セメントに水と砂(砂利)を混ぜ合わせて作られるものなのはご存知でしょうか。住宅にも使われるほど耐久性・耐火性・遮音性に優れており、コンクリートは現代社会に欠かせません。そして、生コンとは凝固していない状態のコンクリートを指しています。つまり、業界では生コンクリートを省略した「生コン」と呼称しているのです。構成する素材は同じですが、生コンは作業現場で練り合わせるコンクリートとは違って直接運搬されるメリットがあります。人材費の削減にも役立つため、生コンとコンクリートは用途に応じて使い分けられています。
香川県生コンクリート工業組合について
香川県高松市にある『香川県生コンクリート工業組合』では、生コン製造業に関する指導教育や共同検査、調査研究などがおこなわれています。特徴的なのは定期的に開かれるコンクリート基礎講座でしょう。この講座は土木・建築工事に携わる人物に向けて基礎的な知識を得られます。コンクリを知るには欠かせない講習会ですが、香川県生コンクリート工業組合の技術試験センターでは材料受入管理試験・製品試験を受けることもできます。いずれにせよ、香川県内でコンクリートに関わる業務をおこなっている人物によって重要な組合であることは間違いないでしょう。
コンクリ製造に従事する組合員は恩恵を受けられる
香川県生コンクリート工業組合に入会すれば自身のスキルアップを図れます。試験で技術力を高めれば、より効率的な仕事が可能になるほか、昇給も期待できるようになるでしょう。コンクリート製造業界で働く人には大きなメリットが与えられます。また、香川県の製造向上はすべて生産物賠償責任保険に加入済です。良質な生コンクリートの安定供給を実現させており、今後の地域発展にも期待が高まります。コンクリート製造業を志す方はぜひ香川県で働いてみてはいかがでしょうか。