大分では盛ん?測量業界について解説!

そもそも測量とは?どうして測量が必要なの?

測量は、土木や建築業界において欠かせない業務の1つです。
業務内容を簡単に説明すると、測量とは、測量機器を使用して自然や物の「距離」「高さ」「角度」を正確に測り、図面や数値で表すことです。
これを行うことによって建築予定地の地形や高さといった特徴を把握するため、測量は、建築のためになくてはならない重要な仕事なのです。
測量と聞いても、あまり身近に感じることはないかもしれません。
しかし、家屋やビルはもちろん、橋や道路の設計などありとあらゆる場面において必須の業務であり、私たちの生活を陰ながら支えてくれているのです。

大分では測量が盛ん?求人の傾向は?

2021年現在、大分県内にある土木工事の事業所数は1,089社で、人口当たりの事業所数としては全国4位の多さを誇っています。
土木工事には測量が欠かせません。
つまり、大分県内に土木工事を行う事業所が多いということは、それほど土木工事や測量が盛んに行われていると考えてよいでしょう。
大分県内の測量会社の求人を見ると、未経験者でも入社できるという会社が多い傾向にあります。
需要が高い職種にも関わらず、業務内容が専門的で難しいため人手不足に陥りやすいという現状があります。
そんな現状を打破するために、手厚い研修・サポート体制を整えている会社が多いのです。

測量の業界事情について

測量は、建築・土木工事予定地において、土地の面積や高さを正しく測定することです。
測量を行う業者には、数字や図形に関する幅広い知識と正確性が求められます。
とても専門性の高い職業だといえます。
したがって、測量という業務には「測量士補」や、「測量士」という資格が必要になります。
どちらも測量法で定められた国家資格です。
測量士は測量士補よりも業務内容が多く、業界内の需要も高いことから、測量士の人気のほうが高い傾向にあります。

測量士の試験について

毎年5月に行われる試験は誰でも受験可能ですが、難易度はかなり高いといえます。
試験は、計算や図形に加え、地理や測量法に関する問題など出題範囲はかなり広いことが特徴です。
豊富な知識量と素早く正確に問題を解くことを要求されるため、難易度が高くなっているのです。
平成29年から令和3年までの5年間の合格率を見てみると、7.7%から18.0%とかなり低いことがわかります。
このようにかなり難しいものの、測量士は建築・土木業界において欠かせない貴重な人材であるため、需要が高く将来性のある職業だといえます。
測量士になるためには、測量会社で働きながら勉強するのがおすすめです。
実際の現場を見ることができ、すでに測量士として働く上司や先輩からアドバイスをもらえるからです。
資格取得のためのサポート体制が整っている測量会社もあるため、気になるという方は、求人サイトなどで探してみてください。