補償調査~土地編~

補償調査は大変な仕事

補償調査ほど神経が擦り切れる仕事はないでしょう。万が一でもミスをすれば、大問題。少しでもズルをすれば、マスコミの餌食ともなりかねません。なにせ公共事業がかかっているので、手を抜くのはできないのです。
補償調査は土地・物件・機械・営業・事業本質と多岐に及びます。どんな場所での調査になるにせよ、土地は避けて通れないもの。そこで前橋の補償調査を中心に、掘り下げてみました。

土地の所有者は誰?

まずは土地が何処の誰のものかを確認します。土地それぞれに名札がついているのなら、一発で分かるというもの。でも実際に名札はついておらず、誰の土地になっているのかも分かりません。
土地の所有者を確認する方法は、法務局へ赴いて登記の確認をおこないます。土地の調査であれば、地番を事前にチェック。地番がわかれば、手続きはスムーズです。地番と住所とは別物。前橋の土地を調べたいからと、前橋を糸口として探しても厳しいものがあります。できなくはないものの、地番を事前に確認するのが早いです。

土地の権利は誰のもの?

土地の持ち主がわかれば、権利の調査へ。土地の持ち主が権利者であるとは限らないので、要注意です。基本的に土地の所有者は、登記に記された人物(名義人)の者になります。しかし名義人が亡くなっていた場合、事情は大きく変わるもの。土地は誰に受け継がれたのかも、調査する必要がございます。
通常土地を受け継いでいるのは、名義人の身内の者。身内の者が今何処で何をしているのかも調査しなければならないので、補償調査は厳しいものがあるかもしれません。

土地の評価について

土地の所有者がわかっても、仕事はまだまだ続きます。公共事業にまつわる補償手続きのため、土地を評価しなければいけません。土地に値札がついていないので、慎重に進める必要がございます。
土地の一部が公共事業に使われていた場合、損をするのは名義人になるのは明白。名義人としては、自分の土地が奪われることになるのです。しっかりとした説明をするのも、大事な仕事と言えるでしょう。